まもなく梅雨も開けそうで
夏の始まりですが
暑かったアメリカの旅の話題を
何回か紹介します。
アリゾナ州・フェニックスという
砂漠の中に 造られた街に宿泊したが
テレビの天気予報は

毎日快晴・華氏110度と知らせる。
摂氏に換算すると43.3度という高温だ。
空港に着いた時
夕刻6:00で 40度だったから・・
屋外作業は朝早く始めて、早めに終えるのか?と
ガイドに聞いてみたが
特にそのようなことは無く
普通に作業しているという。
尤も 作業しているのは多分
黒人やヒスパニックの移民だと思うけど。
車で3時間ほど 南下するとツーソンという
OK牧場で有名な小さな街があって

そこはメキシコまで
30分くらいの場所だから
その付近一帯から南へ 広大なエリアが
サボテンの群生地帯となっている。

サワロサボテンという種類は
300年もの寿命があって
高さが5-6メートルにもなる。
高さ2mくらいの位置から腕を
1本、2本と伸ばすものと
真っ直ぐに1本で立っているものがある。
これには理由があって
サボテンは育ちながら
バランスが悪いと判断すると
風で倒されるリスクが
多くなってしまうから 腕を伸ばして
重心のバランスを 取るのだそうだ。

1本で十分でない場合は
2本、3本と伸ばし
又 短めの腕を伸ばしては
微調整しているものもある。
乾燥・灼熱の過酷な自然条件の中
サボテンはその地でバランスをとっては
長い時を生き延びている。
前のめりになったり 片寄ったスタンスで
自然の摂理に逆らっては
長く生きることはできない。
バランスに留意すること
アリゾナのサボテンに
今更ながらだけど 教わったな。