精霊流し
2015年 08月 08日
さだまさしの曲 「精霊流し」
知っていますか?
昭和49-50 年頃のヒット曲ですから
どうかなと思いますが・・・
今日はこの曲にちなんで・・・
さだまさしは ライブ収録のトークで
こんなことを語っていました。
最近、DVDカラオケで
自分の精霊流しを見たんです・・
で始まり
灯篭を川に流しているんですょ・・
違うでしょう・・ そうではないでしょう・・
何をやってんの・・・
精霊流しというのはですね
長崎に古くから伝わる
初盆を迎えた人を送る
精霊船という船を流す行事なんです。
お金をかけて10m以上の船を
作る家もあれば
一人で脇に抱える程度の
小さい船で運ぶ家もあれば
それは様々なんですが・・・。
故人を忍ぶ気持ちの深さ、大きさに
差がないことは 言うまでもありません・・・
船には亡くなった方の位牌、写真など
生前、好きだった物や、
忍ばれる品々も飾られて
家族・親族、又 縁のある人が
この船を流す場所まで
沿道を担いで歩くんです。
爆竹も鳴らされ結構、
賑やかすぎる感じもしますが・・
そして最後 この精霊船を流す時に
亡くなった方への思いの区切りを
又 1つ、つけていく。
そんな行事なんです・・・・・・
ですから・・・・・・
灯篭を流して どうすんの?
そして・・・さだまさしは 最後に
原子爆弾が長崎の上空で炸裂したのは
昭和20年の8月9日のことですが
その翌年の夏には
この精霊船が流されたのです。
長崎というのはそんな街なのであります。
by country-log
| 2015-08-08 13:34
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