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薪ストーブ屋の活動記録


by country-log
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自然のままに



昭和から平成に移って間もない頃

カナダ・アイスフィールドパークウェイを

ドライブしたことがある。

バンクーバーでの仕事の後 

カルガリ→バンフと移動し 

バンフからジャスパーを

往復する一人旅だった。

自然のままに_c0237313_175329100.jpg

3000mを超える壮大な岩山の

息を飲むようなパノラマが

連続する感動のドライブに 

一人旅の心細さも その時ばかりは 

すっかり無くなっていた。 


増水時には川幅が200m位には

なるだろうと思える河原に

大きな流木が朽ちたまま

幾つか取り残されていて・・

大小の石を敷き詰めたような河原と

その背景にある針葉樹の森 そして

ロッキーの峰々に白く光る残雪の中で

朽ちた流木群は   

( 目障りだなと思えた。)

しかし、それは わざとそうしていることを

後になって知った。

倒木が豪雨などの増水時に

流されて来ては 河原に留まり そして

朽ちていくのは すべて自然の為せる術だから

カナディアンロッキーの中で起こる

自然現象に対して、人が手を加えたり

形を変えたりしては いけないことになっていて  

自然が引き起こしたことは  

自然のままに・・ということだった


しかし アイスフィールド・パークウェイは

その大自然の中を それなりの道幅で

何百キロも 貫いているから 

そこを住処とする動物たちにとっては

命を落としかねない 

大迷惑な障害物でもある。 
自然のままに_c0237313_17573512.jpg


そのために、所々 命を落とすことなく

生息エリアを横断できる橋が作られている。

人工的に見える橋では、警戒のあまり

横断を取りやめてしまわないよう

自然のコケや草木で覆った 

ケモノ道としている。 


翻って 私の身近な自然の里山は

そこに住む人々が長い間、

春夏秋冬に 必要な手を加えて 

つまり汗を流して 気の遠くなるような年月を

幾世代にも渡って、維持してきたフィールドだ。


水田の周りの草は 年に何回も刈られては

家畜のエサになり 山の枯れ枝や枯葉は

燃料やたい肥の材料として かき集められ

そして 広葉樹の木々は燃料として

風呂の湯を沸かしたり 

煮炊きにと利用されていた。


快適な生活環境を求めてきた過程で

いつしか、それらは電機、灯油、ガスへと代わり

結果 風通しの悪い 日陰の多い樹林となり

荒れ放題の山林と なってしまっている。

時代の流れだと あきらめるしかないのだろうか・・?


規模拡大に適さない水田は 

それを担う農家からも割に合わない場所として

見放され 至るどころで 

荒れた放棄地に形を変えている。 


ここでの 自然のままに・・・では

壊れた畔を 少しの増水で氾濫した水が  

水田だった場所を 川に変えてしまっている。
自然のままに_c0237313_18104829.jpg


里山の雑草木を 刈り取って 

少しでも きれいにしようと 

努めてきたが・・・・・

 
里山を再生しようという考えを

共有する人たちと   

何とか キックオフ  

里山ルネッサンス!
by country-log | 2014-04-12 18:34 | その他