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薪ストーブ屋の活動記録


by country-log
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雨     


今日は水戸市・U様邸の煙突施工だったが

悪天のため 来週に延期

しかも 明日から3日間は雨予想で

メンテナンス、ストーブ設置 すべて

スケジュールは仕切り直しだ

つくば店でも2,3日前から

ストーブに火を入れた。
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同じデスクワークでも やはり

炎があると何となく 落ち着く



・・今日はシアトルの続きもアップします。・・・


3日目は仕事を離れて 

シアトルから北に1時間ほどの場所にある

アウトレット アウトドアショップ に出かけた
雨     _c0237313_16431444.jpg

あと2時間も走れば カナダ・バンクーバーという位置で

カナダとアメリカの国境沿いでは 

お互いの国での安い商品を求めて 

国境越えのショッピングが茶飯事と聞いた。

ツーリストでも帰りのエアチケットを見せれば 

車の往復は問題ないとのことだ。

Cabela という大きなGear ショップでは 

迷彩模様の衣服や
雨     _c0237313_16445385.jpg

狩猟用の銃が フィッシングロッドと同じように

大量に展示されていて
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この銃を見ながら 

つい 我が茨城のことを・・・・・・


日本の里山では今 何が起きているかというと

少子高齢化ばかりが原因ではないが 

耕作放棄地の拡大がある  国の政策として 

農地集約による大規模化を図っているが

それに適さない場所も多くある。  

そこは全くの手つかずとなっていくから 

水田も2-3年で 山のような状態になってしまう。 

例えば これが公有地ならば

心ある人やボランティアにより

少しでもきれいな自然風景にしようと 

マンパワーが入ることもあるが

私有地の場合 そうは行かず 

荒らすも きれいにするも 

所有者の思いのままだ

結局 荒れ果てた山林というか

雑種地ばかりとなり 

イノシシなどの恰好の生息地となる。


昔、里山は 里に住む人々のインフラで

すへての家で 山の木々を利用し 

暖を摂り 炊事の燃料としてきた   

薪ストーブに焚き付け材があると便利なように

炊事にもそれは必要としたし 

風呂の湯を沸かすにも利用していた

細い木々や枯れ枝や松の葉、

下草さえ利用していたから 

木立の間から遠くまでも 

見渡せる山林となっていて

それは とりもなおさず

山奥と住環境の緩衝地帯となっていて

イノシシなどが住居地まで

下りてくることは無かった

茨城でも栃木でも山村に近い場所では 

水田や畑の周りに電気柵やネットなどを

張り巡らし 獣害から作物を

ガードしている場所をよく見かけるが

これも完全な防護ではありえず 

被害は続出してしまうから

行政サイドでは 年に何回か

狩猟協会に依頼して 

イノシシの駆除活動をするが 

無作為でもいられないから、

やっていますよという程度で 

成果は上がっていない

いや 成果をそれに期待するのが 土台、無理だ。

犬ほどではないが 大変な繁殖スピード゛があり 

生きていく必要量の餌があれば 

無限に増えていくという感じだ。

自分の所有地に狩猟用の罠を

仕掛けるのも勝手には出来ず

我がホームグランドとばかり

闊歩しているイノシシの

自由天国となっている。


何か案はないものか・・・

ネットでも各地の対策方法が幾つか

見つけることが出来るが

私の地域はどれだけ 

真摯に向き合っているのだろう・・・?


小さなパワーではあるが 

手つかずの木々を薪として利用するため

伐採し 少しでも昔の状態に戻すことしか

私どもには出来ないが・・・・・
 

ドイツ・ワインブルグ市のように

地域の山林資源をペレットに加工し 

学校や病院 行政施設などの

ボイラー 暖房 発電にまで

利用している環境先進都市があって 

雇用の面にも大きな効果を与えている 

林道を作る 伐採をする 運び出す 

ペレットとして加工する 各家庭へ宅配する

暖房器具、ボイラー器具のメンテナンスなどなど

まだ他の面でも雇用は生まれているだろう


家庭で使うエネルギーが その地域の

資源を利用し、そして雇用までも

生み出している社会  これこそ

地産地消の典型ではないだろうか?

このようなことが実践できないものか?

原発や輸入リスクのある石油などより

よっぽど理に適っていると思うのだが・・・


シアトルへ戻る 車の中 

獣のはく製を見たせいか 
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遥か 遠く レーニア山の頂きの雪を見ながら

遥か 遥か 遠い 我が故郷の山林のことを

考えてしまった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて! 今夜はイチローが通ったシロー寿司だ!

予約は6:30? 7:00だった ?  
by country-log | 2013-10-24 17:18 | Business trip